みやき町商工会でも実証「山田のひまわり園」
平成27年12月 報告
実験の目的
山田のひまわり園は、秋に咲くひまわりとして地域づくりに大きく寄与しており、毎年11月の一ヶ月間で1万人以上が来訪される、みやき町で最大の観光スポットなっている。
ひまわりを植え始めてから15年程度が経過し、連作障害が発生、茎の下部分が黴びて花が付く前に枯れたり、花の大きさが小さくなるなどの育成障害がでている。
今後も、みやき町の観光スポットとして、一層の注目を厚め、多くの観光客が訪れることが見込まれ、育成障害に対する対策が求められていた。
一方、みやき一店逸品会は、みやき町内の事業所の活性化を目的に、商品研究や販路開拓などに取り組んでおり、メンバーの中に酵素を取り扱う㈱クリエイトがいた。㈱クリエイトは、ラクトバチルスの菌を活かした植物を元気にする酵素、「パワーの泉」、「地力アップ」を開発され販売されていた。
そこで、育成障害に対して、「パワーの泉」、「地力アップ」がどの程度効果を発揮するのかについて、実験を行うことにしたものである。
実験の方法
ひまわり園の一区画約6坪にて、㈱クリエイトの酵素、「パワーの泉」、「地力アップ」を使用して、ひまわり育成状況を記録し、その効果について考察するものである。
比較して、観察できるよう、次の3列でひまわりを育成することとした。
◇1列目 何も使用しなくて育成
・通常通り、畑に種を巻いてひまわりを育てる。
◇2列目 「パワーの泉」を使用してひまわりを育てる
・種を「パワーの泉」に漬け込み、かつ、
芽が出た段階で、パワーの泉を吹き付けて、ひまわりを育てる。
◇3列目 「地力アップ」と「パワーの泉」の両方を使用して、ひまわりを育てる
・土壌に、「地力アップ」を混ぜ込み、種を「パワーの泉」に漬け込み、かつ、
芽が出た段階で、パワーの泉を吹き付けて、ひまわりを育てる。
なお、使用する酵素は、㈱クリエイトからの贈呈である。
スケジュール
時 期 内 容
平成27年8月上旬 関係者協議
平成27年8月12日頃 種植え
平成27年8月19日~11月28日 観察記録11回(1~2週間ごとに観察)
平成27年12月上旬 結果取りまとめ
8回目の観測(観察日 平成27年10月29日)
ブランク(未使用)
2番目に育ちがいいが
茎が細い茎は太い
背丈140cm
花の直径23cmくらい
パワーの泉使用
最も育ちがいい
背丈185cm
花の直径28cmくらい
パワーの泉+地力アップ
最も背丈は低かったが
茎は太い
背丈130cm
花の直径24cmくらい
結果考察
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育成過程においては、
パワーの泉、地力アップを用いたひまわりの方が、背丈、花、茎周りの太さなど、使用していないものと比較して、大きく勢いがあるように育っていた。
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終盤、寿命で11月中頃より枯れ始めていたが、パワーの泉、地力アップを用いたひまわりの方が、長く咲いているようであった。
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連作障害として発生する茎下部分のカビの発生などもなかった。
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以上より、酵素を使用して効果があったとの結論が得られた。
平成30年3月 報告
実験の目的
山田のひまわり園は、秋に咲くひまわりとして、みやき町の観光スポットのひとつとなっている。ひまわりを植え始めてから17年程度が経過し連作障害が発生して、茎の下部分が黴びて花が付く前に枯れたり、花の大きさが小さくなるなどの育成障害が生じていた。
そこで平成27年に、㈱クリエイトのラクトバチルスの菌を活かし植物を元気にする酵素、「パワーの泉」、「地力アップ」を試験的に使用し、生育状況を確かめたところ、黴びることなく生育し、実験は成功したところであった。
平成28年には、風通しが悪く最も連作障害が発生し、育成が弱い場所に、同酵素剤を使用して、その発育具合を調査し、実験は成功したところであった。
今回平成29年は、最も山側で風通しが悪く、発育しにくい場所にて、「地力アップ」を使用して、実験を行った。なお、「パワーの泉」は園内全てのひまわりに対して使用した。
実験の方法
ひまわり園で山側最上部の段の最も発育が悪い場所で、
「地力アップ」を使用したゾーンとそうでないゾーンを設け、
比較して、その効果について考察するものである。
結果考察
今回、風通しが悪く生育具合が悪い場所を実験用畑として使用し、
地力アップを用いたひまわり育成観察を行った。
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結果として、しっかりと生育した。
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連作障害として発生する茎下部分のカビの発生などもなかった。
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以上より、生育環境が悪い場所にても、
酵素を使用して効果があったとの結論が得られた。
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パワーの泉は、全てのひまわりに使用し、結果良好であった。