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フルボ酸のはたらき

根張り・吸収の違い

腐植酸の土壌改良効果

1. 土壌の団粒構造形成を促進

2. 土壌表面の塩分含有量を低下させる

  除塩作用

​3. 土壌の陽イオン交換容量(CEC)を高める

  (腐植酸は土壌より10倍以上のCECを持つ

4. アルカリ土壌のpHを調整し、土壌pHの

  緩衝作用がある

5. 土壌微生物および酵素に良好な環境を作り

  これらの活性を高める

肥料効果促進効果

1. 化学活性(化学合成、吸着、キレート等)

2. 生物活性(生長促進等)

成長促進剤としてのフルボ酸

1. 分子量が小さいため、生物に吸収しやすい

2. 官能基の含有量が多いため、腐植酸より生理活性が大きく、

  金属イオンに対するキレート能力が強い

​3. 植物の葉の気孔の開度を縮小して水分の蒸発量を減少させ、

  植物と土壌の水分保持力を高める

4. 多種の植物酵素の活性とクロロフィルの含量を高め

  新陳代謝と光合成を促進し

  植物の凍結および病気の抵抗力を高め

  作物生産と品質を高める新型の植物生長促進剤(あるいは調整剤)

5. 物理化学作用を通じて農薬と農薬ー植物ホルモン複合物を形成し

  農薬の毒性を低下させ、農薬の使用量を減少させる

6. 微量元素を補促し、植物の微量元素に対する

  吸収及び循環能力を高める

​引用:1998年「中国における腐植酸の研究と応用の現状」山崎達明氏 千葉工業大学研究報告

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